麻の葉文様を元に彫った。転・麻の葉とでも言おうか。ベースが麻の葉で、彫り方を変えるだけなので、頭の中のイメージを具現化するのは早く、それよりも商品名を付けるのにかなり時間がかかった。
最初に彫っていた麻の葉は、全面同じ彫り方をしていて、それもきっぱりしていて良いけど、変化が欲しくなった。曲線にするとか、線を足すとか方法はいろいろあるが、寄木細工の麻の葉を見て、これを彫刻でもやりたいとインスピレーションを受ける。麻の葉は三角の集合体からなっていて、その三角ごとにおそらく木材を変えて色賑やかな寄木細工の仕上がり。彫刻ならば、彫り方を変えれば光の入り方にも変化が出る。今回は、少ないレパートリーから選んだが、色を変える彫り方の理解をもっと深めたいところ。出来上がった麻の葉は、明るくて、やわらかい印象。
商品名は、とりあえずイメージを書き出し(イメージメモを抜粋すると、ひよこ豆、賑やか、水溜まり、跳び石、カラフル、はじける、麻の葉日和、など)、ある日ぽんと「晴-ハル」にしよう、と決まった。麻の葉にはいろんな模様の展開がされていて、それらの名称を参考にしようかとも思ったが、結局いろんな麻の葉の洗い出しをするのも大変なので、商品名として名づける。

麻の葉文様にたくさんの派生したデザインがあるように、麻の葉自体さまざまな形に取り入れられている。組木、着物の柄、線で描かれたもの、面で描かれたもの、寄木、それぞれ与える印象はまったく違う。かわり映えのしない、つまらない、と思っても、別のところでは新鮮に見える、まさしく「モダン」になりうる素晴らしいデザイン。私の今回のポニーフックはモダンになれたのか。先人の足跡をたどって他にこういうものがないか探すのも楽しいだろう。
よろしければ、【麻の葉・晴-ハル-】の商品ページはこちらをご覧ください。


